A4とB5のサイズ差は何Cm?大きさの違いと失敗しない使い分け基準
A4とB5のサイズ差は何Cm?大きさの違いと失敗しない使い分け基準について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。
用紙規格の成り立ちを紐解くと、なぜこれほど身近に2種類の規格が併存しているのかという疑問が解消されます。両者には明確に異なる歴史的出自があります。
A判規格(国際標準・ISO 216)は、19世紀末のドイツ物理学者ヴィルヘルム・オストヴァルトらが提唱し、ドイツ工業規格(DIN 476)を経て国際規格に採用されたものです。面積1平方メートルの長方形を「A0」とし、縦横比を「1対ルート2(約1:1.414)」の白銀比に保ったまま半分に裁断していく合理的な設計が特徴です。
対するB判規格(JIS P 0138)は、日本独自の歴史が色濃く反映されたローカル規格です。江戸時代の公用紙として広く普及していた和紙「美濃判(約10寸×13寸)」の寸法比率をベースに、明治以降の近代化過程で1.5平方メートルを基準値(B0)としてJIS(日本産業規格)に制定されました。
かつて昭和期の官公庁や企業では、美濃判の流れを汲むB5・B4が事務書類の圧倒的主流でした。しかし、1992年に閣議了解された「行政文書の用紙規格のA判化に係る取扱方針」に基づき、1993年から1999年にかけて全省庁でA4への統一作業が一斉に断行されました。グローバルビジネスにおける貿易書類の円滑化、電子ファイリング機器やコピー機の国際標準化に対応するための国家規模の規格シフトでした。