樹齢3000年高知「杉の大杉」日本一の理由と美空ひばり奇跡の真相
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杉の大杉を語る上で欠かせないのが、昭和を代表する歌手・美空ひばりさんとの深い絆です。
1947年(昭和22年)4月、当時9歳だった美空ひばり(当時は美空和枝)さんは、巡業途中に大豊町(旧・大杉村)の国道で乗っていたバスが崖下へ転落するという大事故に遭遇しました。左手首切断寸前、肋骨骨折など内臓にも達する重傷を負い、一時心肺停止状態に陥るほどの瀕死の重傷でした。地元の大豊町立豊口医院で奇跡的に一命を取り留めた彼女は、退院の日、母の支えを受けながら八坂神社の「杉の大杉」を訪れました。
当時の関係者記録や手記によれば、彼女は巨木に向かって手を合わせ、涙ながらに次のように願をかけたといいます。
「私に再び歌を歌わせてください。そして、どうか日本一の歌手にしてください」
その後、驚異的な回復力で復帰したひばりさんは瞬く間にスターダムへと駆け上がり、14歳となった1952年(昭和27年)、「リンゴ追分」の大ヒットを機に再び大豊町を訪れて熱いお礼参りを行いました。
この劇的な史実から、杉の大杉は現在でも「出世杉」、あるいは「起死回生のパワースポット」として全国の参拝者から尊崇を集めています。境内には昭和の名曲『川の流れのように』『悲しき口笛』『龍馬残影』のメロディが流れる「美空ひばり遺影碑・歌碑」が建立されており、多くのファンが祈りを捧げています。