シャルキュトリーとは?生ハム・パテの違いと自宅で極める盛り合わせ術

シャルキュトリーとは?生ハム・パテの違いと自宅で極める盛り合わせ術の疑問点について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

ネット上の情報や一般的なイメージの中には、シャルキュトリーに対する誤解が少なからず存在します。その最たるものが「シャルキュトリー=豚肉料理」という固定観念です。

確かに豚肉が主役であることに相違はありませんが、現代のシャルキュトリーは鴨、鹿、猪といったジビエ(野生鳥獣)や牛肉、家禽類を用いたものも数多く含まれます。ジビエを用いたパテやテリーヌは高タンパク・低脂質であり、鉄分をはじめとするミネラルが豊富に含まれているため、栄養学的な観点からも非常に優れた食材です。

また、「加工肉=食品添加物や塩分が多く健康に悪い」という短絡的な懸念も、伝統製法で作られる本物のシャルキュトリーには当てはまりません。本格的な専門店が手掛けるクラフト品は、不要な保水剤や増量剤(結着材料)を使用せず、肉本来の保水力とタンパク質の結着性を利用して作られます。

塩分濃度についても、一般的に保存性を担保するために2%前後に設定されていますが、これは上質な出汁や調味料と同様に、素材の旨味を極限まで引き出すための適正値です。大量に食べるものではなく、良質な脂とタンパク質をワインとともに少量ずつじっくり味わうことこそが、健康的で豊かな食体験へと繋がります。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest