時計みたいな花の名前はトケイソウ!特徴や育て方・毒性を徹底解説
話題沸騰中の 時計みたいな花の名前はトケイソウ!特徴や育て方・毒性を徹底解説について、多角的な視点をご紹介しています。
街角で圧倒的な存在感を放つ「時計みたいな花の名前」を探しているなら、その答えはトケイソウ科トケイソウ属のトケイソウ(時計草)です。原産地は中南米を中心とする熱帯・亜熱帯地域で、世界中に500種以上の自生種が存在します。
トケイソウの最大の特徴は、あまりにも整ったパーツ配置にあります。花の構造を観察すると、外側に円を描く花びらとガク、その内側に細かく放射状に広がる「副花冠(ふくかかん)」が文字盤を形成し、中心部から突き出た5本の雄しべが振り子や目盛りのように見え、最上部で3つに分かれた雌しべ(柱頭)がまさに時計の「長針・短針・秒針」そのものです。
日本には江戸時代中期(享保年間頃)に渡来したとされ、当時の人々もその姿を時計に見立てて「時計草」と命名しました。一方で、英名では「パッションフラワー(Passion flower)」と呼ばれます。この「パッション」は「情熱」ではなく、キリスト教の「受難(the Passion of Christ)」を意味し、16世紀のイエズス会宣教師たちが雌しべを十字架に打ち付けられた3本の釘、副花冠をイエスの茨の冠に見立てて布教に用いたという歴史的背景があります。
トケイソウの花言葉には、こうした宗教的逸話や造形美に由来する「聖なる愛」「信仰」「宗教的熱狂」のほか、時計の針を連想させる「奇抜」といったユニークな言葉が冠されています。