ロードバイクのペダル外し方完全図解!逆ネジの罠と固着を打破する極意

ロードバイクのペダル外し方完全図解!逆ネジの罠と固着を打破する極意の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。

ペダルを緩める作業に入る前に、手元の機材に適した正確な工具を選択しなければなりません。近年のロードバイク用ペダル、特にシマノの「SPD-SL」シリーズやLOOK、TIME、Wahoo(SPEEDPLAY)などのビンディングペダルは、アクスルシャフト裏側に六角穴が設けられているタイプが主流です。一方で、フラットペダルや一部のエントリーモデルでは、クランクとペダルの隙間にスパナを差し込むスリットが切られています。

工具の選定と取り扱いを誤ると、硬質なアクスルに対して工具側が負けて角を舐めたり、スリップしてチェーンリングの鋭利な歯に手を強打する重大事故につながります。

クランク裏側から六角レンチ(アーレンキー)を差し込んで外す現代のビンディングペダルでは、「8mm」または「6mm」のサイズが指定されています。ここで決して使用してはならないのが、携帯ツールや柄の短い安価なL字レンチです。ペダルの締め付け指定トルクは一般的に35〜55N・m(ニュートンメートル)と、ロードバイクのパーツ群の中でもホイールのセンターロックリングと並んで極めて強固です。短い工具では物理的にテコの長さが足りず、過剰な腕力をかけることで工具が斜めに傾き、六角穴を瞬時に破壊します。

プロメカニックの作業現場では、軸長が200mm以上ある高剛性なロングタイプのアレンキー、あるいはトルクレンチ対応のヘックスソケットが常用されます。六角穴に対してレンチの先端を奥まで完全に突き当て、遊び(ガタ)がゼロであることを確認してから荷重をかける動作の徹底が、作業成功の前提条件となります。

ペダルレンチを使用する旧来のタイプや一部のペダルにおいては、15mm規格のペダル専用レンチが必須です。一般的な日曜大工用の15mm両口スパナは厚みがありすぎてクランクの狭い隙間に入らないばかりか、強いトルクをかけた際に開口部が開き、ペダル側の平面部を削り落とす危険があります。厚みが3〜4mm程度に抑えられ、かつ握り手が長く肉厚に設計された熱処理済みの専用ペダルレンチを用いることが不可欠です。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest