赤ちゃんの知的障害はいつわかる?気になる兆候と受診の判断基準を解説

赤ちゃんの知的障害はいつわかる?気になる兆候と受診の判断基準を解説の真相について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

「知的障害はいつ頃からわかるのか」という問いに対し、小児神経医学の現場が出す明確な回答は、「重度の先天性要因を除き、客観的な診断が可能になるのは早くても2歳から3歳以降」というものです。知的能力障害(知的発達症)の診断には、標準化された発達検査や知能検査(新版K式発達検査や遠城寺式乳幼児分析的発達検査など)を通じて、認知能力・適応能力の双方を数値として測定する必要があります。しかし、言葉や身体の協調運動が未分化な0歳児に対して、精緻な知能測定を行うことは物理的・医学的に不可能です。

日本小児神経学会の指針や米国精神医学会の診断基準(DSM-5-TR)に照らし合わせても、知的機能の評価は「言語的理解」「推論力」「問題解決能力」などの複合的要素を対象とします。寝返り、お座り、ハイハイといった粗大運動の発達段階にある0歳の乳児に対して測定できるのは、あくまで中枢神経系の反射や運動機能の通過状況(発達マイルストーン)に過ぎません。

ダウン症候群(21トリソミー)などの染色体異常や、重篤な先天性代謝異常症、重度脳障害などが生後早期に判明することはあります。しかし、外見や明らかな身体疾患を伴わない「本質的な知的発達の遅れ」について、生後数ヶ月〜1歳未満の段階で断定を下すことは、専門医であっても極めて慎重にならざるを得ないのが臨床現場の実態です。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest