生涯独身率が急増する真相とは?最新データと年収格差・老後の現実

生涯独身率が急増する真相とは?最新データと年収格差・老後の現実に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

SNSやネット掲示板を観察すると、20代や30代のうちは「独身貴族」という言葉がポジティブに語られます。「給料をすべて自分の趣味や自己投資に使える」「休日に誰にも邪魔されずゲームやサウナに没頭できる」「家庭内トラブルや義実家との付き合いがゼロ」といった書き込みが溢れ、既婚者の愚痴を横目に優越感をにじませる論調も目立ちます。

しかし、取材現場で40代後半から50代の単身者と対話すると、その語り口には明らかな陰りが差します。自著やネットの手記で独身生活のリアリティを発信し続ける都内在住の52歳男性(IT系エンジニア)は、公のインタビューで次のように本音を吐露しました。

「30代までは本当に快適でした。だが50歳を過ぎ、親が倒れて要介護になった瞬間、世界が一変した。兄弟もおらず一人で介護を抱え込み、仕事を終えて深夜に病院から帰宅したとき、真っ暗な部屋で一人カップ麺をすする。そのとき襲ってくる底知れない寒気は、20代の頃には想像すらできなかった」

オンラインコミュニティでも、50歳前後の節目で「独身貴族のメッキが剥がれた」とするスレッドが定期的に立ち上がります。インフルエンザなどの急性疾患で倒れた際、誰にも看病されず枕元に水すらない状況への恐怖。職場の同僚が子どもの進学や家族旅行の話題で盛り上がる輪から自然と足が遠のく疎外感。自由と引き換えに背負う「孤立のリスク」が、加齢とともに現実味を帯びて迫ってきます。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest