麻布台ヒルズは本当に日本一高い?330Mの秘密と200億の真相

麻布台ヒルズは本当に日本一高い?330Mの秘密と200億の真相の重要なポイントについて、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

結論から述べれば、オフィスや住宅、商業施設が入る「建築物(ビル)」というカテゴリーにおいて、麻布台ヒルズ 森JPタワーの高さ約330m(建築物高さ325.49m、最高部約328m)は間違いなく日本一の座に君臨しています。それまで約10年間にわたり首位を守り続けてきた大阪市阿倍野区の「あべのハルカス(300m)」を約30m上回り、国内の超高層ビル史に新たな金字塔を打ち立てました。

現場を訪れた多くの人が口を揃えるのが、「すぐ近くにある東京タワーとほぼ同じ高さに見える」という驚きです。実際、東京タワーの高さは332.9mであり、森JPタワーとはわずか数メートルの差しかありません。港区麻布台の高台という立地も手伝い、首都高や六本木方面から眺めると、まさに2本の巨塔が並び立つ異次元の景観が形成されています。

ここで多くの読者が抱くのが、「東京スカイツリー(634m)があるのになぜ麻布台ヒルズが日本一なのか」という素朴な疑問です。この疑問を紐解く鍵は、日本の建築基準法および国際的な高層ビル選定基準(CTBUH:高層ビル・都市居住協議会)の定義にあります。

東京スカイツリーや東京タワーは、法律上「自立式鉄塔」や「工作物」に分類される電波塔です。内部の大部分が居住やオフィスなどの用途に使われているわけではありません。一方、麻布台ヒルズ 森JPタワーは、全フロアにわたって人間が継続的に生活・就労するフロアが積層された「建築物(Building)」です。したがって、「自立式電波塔を含めた構造物全体ではスカイツリーが日本一だが、人が活動するビル建築物としては麻布台ヒルズが日本一」というのが正確なファクトとなります。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest