喉がヒリヒリ痛む真相とは?熱なしの原因と危険なサイン・即効対処法
喉がヒリヒリ痛む真相とは?熱なしの原因と危険なサイン・即効対処法とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。
喉の粘膜を痛めつける「内なる刺客」として、内科医や耳鼻科医が注視しているのが逆流性食道炎と喉のヒリヒリ感の密接な関連性です。本来は胃の中に留まるべき強酸性の胃液や消化酵素(ペプシン)が食道を逆流し、さらに上部の咽頭や喉頭にまで到達する病態は「咽喉頭酸逆流症(LPRD)」と呼ばれます。胃粘膜と異なり、喉の粘膜には酸から身を守る強力な防御壁が存在しません。そのため、ごく微量の胃酸が触れただけでも激しい化学熱傷のようなヒリつきが発生します。特に「朝起きた直後に喉が焼けるように痛む」「胸焼けや酸っぱい液が口に上がる感覚がある」という場合、原因の主座は喉そのものではなく消化器にあります。
もうひとつ、見逃されがちなのが後鼻漏による喉のヒリつきです。アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎(蓄膿症)によって過剰に分泌された鼻水が、鼻の奥を通って喉へと絶え間なく流れ落ちる現象を指します。鼻水に含まれる炎症性物質や細菌が喉頭粘膜を慢性的に刺激し、さらに流れ落ちる異物を排出しようと頻繁に咳払いを繰り返すことで、喉の粘膜上皮が擦過傷のようにすり減って持続的なヒリヒリ感を引き起こします。本人が鼻詰まりを自覚していない「隠れアレルギー」のケースも多く、耳鼻咽喉科のファイバースコープ検査で初めて鼻汁の喉頭流入が判明する例は日常茶飯事です。