腰に手を当てるイラストの違和感を解消!プロが教えるアタリと重心の極意
今注目を集めている 腰に手を当てるイラストの違和感を解消!プロが教えるアタリと重心の極意について、詳しいまとめを整理して公開しています。
生き生きとした立ちポーズを描くための絶対条件が、イタリア語で「相反するもの」を意味する美術技法コントラポストの導入です。人間が腰に手を当てて立つ際、両足に均等に体重をかけて直立不動になるケースは稀であり、通常はどちらか片方の足に重心を乗せます。
軸足(体重が乗っている側の足)を決めると、その側の骨盤がクイッと上方へ持ち上がります。身体のバランスを保つため、骨盤の傾きとは逆に、上半身の肩のラインは軸足側が下がり、非軸足側が上がります。この「骨盤と肩のラインが逆方向に傾く」法則を意識するだけで、ポーズの説得力は劇的に跳ね上がります。
手を腰に当てるアタリの取り方としては、以下の3ステップが極めて有効です。
まずステップ1として、頭部から地面へ向かう重心線(正中線)を引きます。直立ではなく、軸足のかかとの位置に重心が落ちるよう設定します。次にステップ2で、胸郭(肋骨のブロック)と骨盤(腰のブロック)を単純な箱に見立て、骨盤を軸足側へ傾け、胸郭を反対側にひねります。最後のステップ3で、持ち上がった骨盤の頂点(腸骨)を狙って腕のアタリを配置します。肘から手首までの前腕が、骨盤の傾斜に沿って綺麗に収まるため、無理のない自然なアタリが完成します。