東海村Jco臨界事故の真相|バケツ作業の理由と83日の治療記録
今注目を集めている 東海村Jco臨界事故の真相|バケツ作業の理由と83日の治療記録について、詳しいまとめを整理して公開しています。
現場で直接ウラン溶液の注入作業を行っていた作業員3名は、至近距離から大量の中性子線とガンマ線を浴びました。その被曝線量は、人類の放射線被曝事故史上でも類を見ないほど莫大なものでした。
漏斗を沈殿槽の上で手で支えていた大内久さん(当時35歳)の被曝線量は、推計で約16〜20グレイ当量(GyEq)以上(一般人の年間被曝限度1ミリシーベルトの数万倍、致死線量を大幅に超過)。バケツからウラン溶液を直接注いでいた篠原理人さん(当時40歳)も約6〜10グレイ当量(GyEq)の重度被曝を負いました。別室で事務作業をしていた作業責任者の横川豊さん(当時54歳)も約1〜4.5グレイ当量(GyEq)を被曝しました。
一般的に、全身に4グレイ(Gy)以上の放射線を浴びると約半数が死亡(半数致死線量 LD50)とされています。大内さんと篠原さんの被曝線量は、現代医学の想定を遥かに超える壊滅的な被曝量でした。