大間マグロの旬はいつ?プロだけが知る最高峰の食べ頃と絶品名店

大間マグロの旬はいつ?プロだけが知る最高峰の食べ頃と絶品名店についての疑問解決ガイドをお届けします。

大間マグロと聞くと、テレビのドキュメンタリー番組の影響から「命がけの一本釣りこそが至高であり、延縄(はえなわ)漁のマグロは一段落ちる」というイメージを抱く人が少なくありません。しかし、水産業界の流通データと現場の評価を検証すると、これは一般消費者の間に広まった大きな誤解です。

実際の大間港では、日中に行われる「一本釣り」と、夜間に何キロメートルもの幹縄を仕掛ける「延縄漁」の双方が行われています。重要なのは漁法そのものよりも、釣り上げた直後の船上処理技術です。大間の漁師たちは、巨大なマグロを船上に引き揚げた瞬間、心臓が動いているうちにエラと尾の血管を切り、瞬時に「神経締め(脳破壊・神経抜き)」と「完全血抜き」を施します。その後、速やかに氷水(スラリーアイス)で魚体の中心温度を0℃近くまで急冷します。

マグロは釣り上げられる際に激しく暴れると、体温が40℃近くまで急上昇して身が煮えてしまう「ヤケ」と呼ばれる現象が起きます。熟練の延縄漁師が丁寧に巻き上げ、完璧な血抜きと温度管理を施した延縄マグロは、一本釣りで暴れてしまった個体よりも遥かに高いセリ値を叩き出すケースが日常的に存在します。「一本釣りでなければ大間の味ではない」という先入観は捨て、適切な処理が施された個体を選ぶことこそが本質です。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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