空母は潜水艦に弱い?米空母撃沈判定の真相と2026年の海洋戦力格差
空母は潜水艦に弱い?米空母撃沈判定の真相と2026年の海洋戦力格差について詳しく解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
世界の海を支配する米海軍のニミッツ級、ジェラルド・R・フォード級原子力空母は、単独で行動することはありません。イージス巡洋艦やミサイル駆逐艦、攻撃型原子力潜水艦、補給艦などを伴う空母打撃群(CSG)を編成し、半径数百キロメートルに及ぶ多層防御の壁を構築しています。
しかし、防壁の隙間をすり抜け、空母の直近まで接近して模擬魚雷を発射した事例が公式記録として残されています。最も有名な事案のひとつが、2005年の米海軍とスウェーデン海軍による合同演習です。スウェーデン海軍の通常動力型潜水艦「ゴトランド」(満載排水量約1,600トン)が、米国の誇る巨大原子力空母「ロナルド・レーガン」(満載排水量約10万トン)の警戒網を完全に突破。魚雷発射距離まで接近し、見事に「撃沈判定」を獲得したのです。
この結果に衝撃を受けた米海軍は、ゴトランドとその乗組員を艦ごと2年間にわたってリースし、サンディエゴを拠点に対潜戦術の研究と再構築を余儀なくされました。さらに遡れば、海上自衛隊のおやしお型・はるしお型潜水艦も、環太平洋合同演習(RIMPAC)などで米原子力空母に対して幾度となく奇襲接近を成功させ、米軍幹部を唸らせてきた経緯があります。
「単艦同士の衝突」という前提に立てば、空母 潜水艦 どっちが強いかという問いへの答えは明快です。潜水艦側が相手の位置を先に捉え、射程内に捉えた場合、空母側には成す術がありません。