警察官の年収のリアル!階級・手取りの実態と「割に合わない」噂の真相
警察官の年収のリアル!階級・手取りの実態と「割に合わない」噂の真相の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。
年収統計の数字だけを見れば高給取りに見える警察官ですが、なぜ当事者たちから「割に合わない」という声が頻繁に上がるのでしょうか。その背景には、労働時間と対価のアンバランス、そして過酷な手当制度の現実があります。
1. 24時間当直勤務と不規則極まるシフト
交番勤務(地域課)の場合、基本的に「当番(24時間勤務)→非番(朝帰宅)→日勤または週休」という3交替制または4交替制で動きます。当直勤務中は仮眠時間が設定されているものの、深夜の通報や事件事故があれば即座に出動しなければならず、実質的に熟睡できない日が大半です。
生活リズムが激しく乱れる肉体的負担に加え、突発的な事件が発生すれば非番や休日であっても緊急招集がかかります。「プライベートの予定が立てられない」「常に携帯電話の着信に怯える」という精神的拘束料として考えると、額面の給与が見合っていないと感じる警察官が多いのが実情です。
2. 危険手当(特殊勤務手当)のシビアな単価設定
警察官の危険手当は「特殊勤務手当」として支給されますが、その金額は一般に想像されているよりも控えめです。
例えば、パトカー等での警ら活動に対する手当は1日数百円程度、凶器を所持した被疑者の制圧や危険現場への臨場でも日額1,000円〜数千円程度にとどまります。命の危険に晒されるリスクに対して支給される手当としては、極めて抑制された単価設定となっています。
3. 超過勤務手当(残業代)の予算上限問題
警察官の残業代は、事件捜査や書類作成で膨大な時間が発生します。しかし、自治体の警察予算には残業代の上限(予算枠)があらかじめ決められており、発生した残業時間がすべて満額支給されるとは限らないという現場のジレンマが長年指摘されています。
「月間80時間以上残業しても、手当として認められたのは30時間分だけだった」といった事態が部署によって発生することが、現場の不満を増幅させる要因となっています。