地域おこし協力隊の給料と手取りの実態!生活できない噂の真相と最新待遇

地域おこし協力隊の給料と手取りの実態!生活できない噂の真相と最新待遇にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

地域おこし協力隊の真の勝負は、最長3年間の任期が切れた後に訪れます。総務省の調査データによると、任期終了後に同じ地域へ定住する隊員の割合はおよそ6割から6割5分程度。残りの3割以上は他地域への再移住や都市部へのUターンを選んでいます。

任期満了後の主な進路は次の4パターンに分かれます。

  1. 地域内での起業・独立(飲食、宿泊、農業、フリーランス、地域商社など):約30〜35%
  2. 地元の民間企業への就職・事業承継:約20〜25%
  3. 役場・観光協会などの臨時職員・嘱託職員としての採用:約10%
  4. 任期満了に伴う他地域への転出・都市部への復帰:約35%

定住・起業を目指す隊員にとって最大の武器となるのが、総務省が手当てしている「起業・事業承継支援補助金(上限100万円)」です。最終年次または任期終了後1年以内に地域内で起業・法人設立・事業承継を行う場合、経費の全部または一部に対して最大100万円が支給されます。

しかし、この制度には見落としてはならない落とし穴があります。取材に応じた元隊員のカフェ経営者はこう語ります。

「100万円の補助金は設備投資や内装工事であっという間に消えます。問題は補助金をもらった後です。人口数千人の過疎地では、観光客が来る土日しか客が入りません。手取り15万円の協力隊給料という名の『ベーシックインカム』が途切れた瞬間、毎月の家賃と仕入れ代が重くのしかかり、任期終了後わずか1年で廃業して地元へ戻っていく仲間を何人も見てきました」

協力隊の3年間を「自治体から給料をもらう仕事」と捉えていると、任期満了と同時に経済的断崖絶壁に立たされます。在任期間を「3年間の猶予期間付き起業準備フェーズ」と捉え、任期中に顧客リストや地域外からの受託ルートを確立できた隊員だけが、満了後も地方で経済的自立を保ち続けられます。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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