20代の突然死確率は何%か?若年層の死因と前兆・予防策の真実
20代の突然死確率は何%か?若年層の死因と前兆・予防策の真実についての最新情報を徹底解説します。
健康診断で大きな異常を指摘されたことがない若者が、なぜ突然命を落としてしまうのか。若年層の急性心不全や急死を引き起こす決定打として、循環器内科の専門医が筆頭に挙げるのが致死性不整脈(心室細動)です。心臓がポンプ機能を失い、痙攣するように細かく震えることで、脳への血流が瞬時に途絶します。
その背景に潜む代表格が、東アジア人男性に多く見られる遺伝的要因の強いブルガダ症候群です。この疾患は心臓の構造そのものには異常が見られないにもかかわらず、睡眠中や安静時に副交感神経が優位になったタイミングで突如として心室細動を誘発します。いわゆる「ぽっくり病」の主要原因としても知られ、普段は健康そのものに見える20代男性が朝方に帰らぬ人となる悲劇の背景には、この病態が少なからず関係しています。
さらに、風邪に似た症状から数日で心機能を急速に破壊する「劇症型心筋炎」や、運動中に心停止を招く「肥大型心筋症」、さらには脳血管の破綻も無視できません。20代のくも膜下出血は、高齢者のような動脈硬化ではなく、先天的な脳動静脈奇形(AVM)や若年性未破裂脳動脈瘤の破裂によって引き起こされます。いずれも外見や日常の体力からは推し量れない「見えない爆弾」が体内に存在していたケースが目立ちます。