人を喰う伝説の怪異?松江・月照寺「夜這う大亀」の真相と長寿のご利益

人を喰う伝説の怪異?松江・月照寺「夜這う大亀」の真相と長寿のご利益について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。

地元に伝わる月照寺の人喰い亀の昔話は、極めて恐ろしくもドラマチックです。彫刻師が魂を込めて彫り上げた大亀は、完成と同時に命が宿り、夜の静寂とともに動き出すようになりました。

大亀は夜な夜な寺を抜け出し、城下の宍道湖へ向かって水を豪快に飲み干そうとしたり、街中を徘徊しては出くわした町人をバリバリと喰い殺したりしたと伝えられています。恐怖に震え上がった松江の人々は、時の月照寺住職(随念和尚とも普賢和尚とも伝わる)に助けを求めました。

そこで住職は一計を案じます。夜分に現れた大亀の前に立ちはだかり、「お前は立派な石像でありながら、人を傷つける悪業を重ねている。ならばその怪力で、この功徳を背負ってみせよ」と説法を説きました。大亀が神妙に頭を垂れると、住職は一晩のうちに南無阿弥陀仏の経文と歴代藩主の功績を刻み込んだ数トンに及ぶ巨大な石碑を大亀の背中に据え付けたのです。

どれほどの怪力を持つ大亀であっても、仏の功徳と重厚な石の重みには抗えず、二度と動き出せなくなりました。これが、現在も月照寺で大石碑を背負い続けている大亀の真相と語り継がれる封印のドラマです。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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