森下千里はなぜ当選できたのか?比例上位の舞台裏と議員としての評価
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大健闘の実績があったとはいえ、なぜ小選挙区での再戦ではなく比例単独上位への抜擢となったのか。その裏には、公職選挙法の改正に伴う「1票の格差」是正、いわゆる10増10減による区割り改定が深く絡んでいます。
宮城県の小選挙区は定数が6から5へと1議席削減されました。森下氏が戦った宮城5区は事実上解体され、隣接する宮城4区などと統合される形となったのです。これにより、旧宮城4区を地盤としていた自民党現職議員との間で深刻な候補者調整問題が勃発しました。
小選挙区の席は1つしかありません。党宮城県連と党本部による水面下の調整の末、現職のベテラン議員を小選挙区に立て、次代のホープとして存在感を示した森下氏を比例代表の単独上位に回すという高度な政治決着が図られました。さらに、自民党が長年掲げてきた女性議員比率の向上という看板政策において、発信力のある若手女性候補を確実に国会へ送り出したいという党本部の思惑が合致した結果でもあります。