『ヒロアカ』死柄木弔の正体と壮絶な最期|志村転弧が辿った宿命の全貌
『ヒロアカ』死柄木弔の正体と壮絶な最期|志村転弧が辿った宿命の全貌の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。
家族を自らの手で皆殺しにしてしまい、血まみれのまま街を彷徨っていた幼い転弧。すれ違う通行人やお婆さんは「ヒーローが何とかしてくれる」と見て見ぬ振りを続け、誰一人として差し伸べられる救いの手はありませんでした。その絶望の淵で彼の手を握った唯一の存在が、悪の帝王オール・フォー・ワン(AFO)でした。
AFOは転弧の境遇を救済するどころか、自らの都合の良い「後継者」、そしてオールマイトの精神をへし折るための「残酷な道具」として徹底的に利用します。少年を保護したAFOは、彼の破壊衝動を全肯定しつつ、憎しみを生涯消さないための呪縛を施しました。それこそが、死柄木弔のトレードマークであった「身体中に装着された無数の手」です。
作中で明かされた「手の正体」は、転弧が自らの手で崩壊させた実の父、母、姉、祖父母の防腐処理された遺骨・皮膚の一部でした。顔面を覆う手は憎悪の象徴である実父・弧太朗のものであり、首や腕を拘束する手は裏切りと罪悪感の象徴である家族たちのものでした。AFOは少年に「死柄木弔(しがらきとむら)」という名を与え(死柄木はAFO自身の苗字、弔は死を悼み送る意)、自らの家族の肉片を身につけさせることで、常に吐き気を催すような罪悪感と怒りを肉体に刻み込み続けたのです。