なぜ断崖絶壁に?布引観音釈尊寺の伝説の真相!参道時間や御朱印まで徹底解説

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小諸市布引山釈尊寺の縁起は古く、奈良時代の神亀元年(724年)に行基菩薩が聖観世音菩薩を刻んで開山したと伝えられています。その後、平安時代初期に慈覚大師円仁が再興し、天台宗の高僧たちが修行を重ねる霊場として発展しました。鎌倉時代には源頼朝が堂宇を寄進するなど、武家からの篤い崇敬も集めています。

そして、この寺を一躍全国区にしたのが「牛に引かれて善光寺参り」の伝説です。千曲川のほとりに住んでいた信心の薄い強欲な老婆が、川で布を晒していたところ、どこからともなく現れた一頭の牛がその布を角に引っ掛けて走り去りました。老婆は布を取り戻そうと無我夢中で牛を追いかけ、気がつけば約60キロメートル離れた信濃国善光寺の本堂前まで辿り着いていました。

善光寺の仏前で光り輝く仏の教えに触れた老婆は、自らの強欲を深く悔い改めて熱心な信徒となり、極楽往生を遂げたと伝えられています。後日、布引の地に戻ると、切り立つ岩山に牛の形をした岩(牛岩)が残り、老婆の布は白布のように白く輝く岩(布引岩)に変わっていたといいます。「思わぬ偶然や他人の誘いによって、結果として良い方向へ導かれる」という教訓は、この布引山釈尊寺の信仰が起点となっています。

境内には善光寺本堂の床下に繋がっていると信じられてきた「善光寺穴」と呼ばれる風穴も現存しており、伝説の息吹を肌で感じることができます。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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