なぜリプトンミルクティーは消えた?異例の復活劇の真相と味の違いを徹底解説
なぜリプトンミルクティーは消えた?異例の復活劇の真相と味の違いを徹底解説について徹底解説いたします。専門家の見解をお届けします。
事の発端は2022年3月にさかのぼります。森永乳業は看板商品であった「リプトン ミルクティー(紙パック500ml)」の製造・出荷を終了し、後継商品として「リプトン ロイヤルミルクティー」を市場に投入しました。このリニューアルの背景には、チルド紅茶市場全体で進んでいた「本格志向」「濃厚・生乳感重視」のトレンドを取り込み、大人の紅茶ファンを取り込もうとするメーカー側の明確な事業戦略がありました。
しかし、この刷新は予想外の波紋を呼びました。リプトンミルクティーの熱心なファンベースが求めていたのは、専門店のような重厚なロイヤルミルクティーではなく、「ゴクゴクと一気に飲める爽快な甘さと独特の香ばしさ」だったのです。リニューアル直後からSNS上では終売を惜しむ声が噴出し、メーカーのお問い合わせ窓口には約6,000件におよぶ再販要望・悲痛な手記が殺到しました。これは同社が過去に実施したリニューアル対応の中でも歴代最多規模の反響でした。
ファンの声に動かされた開発チームは即座に復刻プロジェクトを立ち上げ、2023年3月に「旧来の味わいとパッケージデザイン」を再現したオリジナル版のリプトンミルクティーを再発売しました。公式発表資料でも「お客さまの圧倒的な熱意にお応えした復活」と明言されており、企業が一度下した終売判断をファンの熱量が覆した極めて稀有な成功事例となりました。