お盆の仏壇の飾り方完全ガイド!宗派別の配置と失敗しない作法
お盆の仏壇の飾り方完全ガイド!宗派別の配置と失敗しない作法の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。
故人が亡くなって四十九日の忌明けを過ぎた後、初めて迎えるお盆を「初盆(はつぼん)」または「新盆(にいぼん・しんぼん)」と呼びます。故人の魂が初めてこの世に戻ってくる極めて重要な節目であり、通常のお盆供養とは明確に異なる作法が存在します。
初盆における最大の特徴は、「白紋天(しろもんてん)」と呼ばれる純白の提灯を1つだけ飾る点です。絵柄の入った華やかな絵天提灯とは異なり、透かしの入った白い和紙で作られた吊り提灯を使用します。白は清浄無垢を意味し、まだあの世からの道順に不慣れな故人の新仏が、迷わずに我が家へ辿り着けるように玄関先や縁側、仏壇の近くに吊り下げるのが習わしです。
ここで多くの人が見落としがちな決定的な注意点があります。それは、「白紋天は初盆の1回限りで使い切り、処分する」という鉄則です。新仏をもてなす役目を終えた提灯を翌年以降も使い回すことは忌み嫌われます。かつては8月16日の送り火の炎にくべて一緒に燃やすのが通例でしたが、現代の住宅街では火災予防の観点から難しいため、菩提寺へ持ち込んでお焚き上げを依頼するか、火袋の一部を少しだけ送り火の火に当てて焦がし、塩で清めた上で地域の分別ゴミとして処理するのが一般的です。
仏壇販売大手の集計データによると、初盆にかかる費用の総額は全国平均で15万〜25万円程度とされています。これには僧侶への読経料(お布施:3万〜5万円相場)や御車代、親族に振る舞う会食代、参列者への引き出物(返礼品:2,000〜3,000円程度)、そして白紋天(3,000〜6,000円程度)や回転行灯などの提灯代が含まれます。白提灯以外の柄入り盆提灯は親族や近親者から贈られるケースが多く、これらは翌年以降のお盆でも繰り返し使用できます。