愛猫の白いネバネバ目やには危険?原因と受診の目安を徹底解説
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猫の目やには大きく分けて、新陳代謝に伴う生理的な分泌液と、疾患に伴って発生する病的目やにの2種類が存在します。乾燥した少量の茶色い目やにであれば生理現象の範囲内であることも多いですが、白く濁って粘性を持つ(ネバネバしている)状態は、免疫反応や炎症反応が眼球表面で起きている明確な証拠です。
臨床現場において獣医師が指摘する主な原因は、大きく次の3点に集約されます。
1つ目は、ウイルスや細菌による感染症(いわゆる「猫風邪」)です。特に「猫ヘルペスウイルス感染症(猫ウイルス性鼻気管炎)」や「猫クラミジア感染」は、結膜に強い炎症を引き起こします。炎症初期には白っぽく粘液質な分泌液が出現し、病勢が進むと猫結膜炎の症状として白血球や剥離した細胞が混ざり、糸を引くような強い粘度を持つようになります。
2つ目は、アレルギー反応や異物混入による炎症です。ハウスダスト、花粉、タバコの煙、芳香剤、あるいは特定のフードに対するアレルギーによって猫アレルギーによる目の充血が引き起こされると、防御反応として涙や粘液が過剰分泌されます。異物を外に押し流そうとする過程で、白く粘り気のある分泌物が目頭に滞留するのです。
3つ目は、角膜や涙道器官の器質的な異常です。爪や異物で眼球表面が傷つく外傷性角膜炎や、涙を鼻へ流す鼻涙管が詰まる鼻涙管狭窄症などが挙げられます。角膜表面が傷つくと、細菌感染を防ぐために粘液分泌が急増し、猫の角膜炎治療法が必要な重篤な病態へと発展するケースもあります。