第13使徒バルディエルの真相|なぜトウジは犠牲になったのか
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使徒といえば、サキエルのような巨人型やラミエルのような幾何学形状を連想しがちですが、第13使徒バルディエルはそれらとは一線を画す寄生型使徒(侵蝕型使徒)に分類されます。外見上の独立した巨大ボディを持たず、本質は微小な粘菌状の生命体集合体です。ヘブライ伝承における「霰(あられ)を司る天使」の名を冠するこの使徒は、米国NERV第1支部から日本へ空輸される途上、通過した巨大な積乱雲の中でエヴァ3号機の輸送機ごと接触し、密かに機体内包の生体組織へと侵入を果たしました。
バルディエルの最も恐るべき性質は、侵蝕した対象の神経系や循環系を瞬時に乗っ取り、その性質そのものを変質・強化させる能力にあります。松代での起動実験中に突然暴走したエヴァ3号機は、もはや単なる兵器ではなく、バルディエルそのものの肉体へと作り替えられていました。首裏の生体パーツは使徒特有の変色を起こし、エントリープラグの排出機構は白濁した粘菌状組織によって物理的に固着。パイロットの強制脱出が完全に封じられた密室の檻と化しました。
戦闘能力の観点からも、バルディエルは特筆すべき凶悪さを誇ります。機動性と柔軟性が極限まで引き上げられた3号機は、腕部を不自然に伸長させて遠距離から標的の頸動脈を圧迫するなど、既存のEVA規格を超越した肉体変形を駆使しました。迎撃に出た弐号機(アスカ)を一撃で戦闘不能に追い込み、零号機(レイ)のコア付近を粘菌で直接侵蝕して自爆寸前まで追い込んだ電撃的な制圧スピードは、ファンの間で作成される使徒 強さ ランキングにおいても、接近戦部門の最上位クラスに挙げられる明確な根拠となっています。