使い捨てマスクの再利用は危険?洗うと効果激減の真相と最新基準

使い捨てマスクの再利用は危険?洗うと効果激減の真相と最新基準について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

手軽に除菌できるとして実践されがちな「アルコール消毒」や「マスク用消毒スプレー」の噴霧にも、専門家は強い警鐘を鳴らしています。

市販の消毒用エタノール(濃度70〜80%)を不織布に吹きかけると、アルコールが油分や樹脂を溶かす性質により、メルトブローフィルターの極細繊維構造が溶解・変形します。結果として帯電機能が完全に破壊され、防御膜としての役割を果たせなくなります。

さらに見逃せないのが健康被害のリスクです。アルコール消毒によるマスクの危険性として、乾燥が不十分なまま着用した際のアルコール蒸気吸入による粘膜への刺激、あるいは揮発しきれなかった薬剤成分が肌に直接触れることによる接触性皮膚炎(肌荒れ)が報告されています。

また、熱湯を使ったマスクの煮沸消毒に伴うリスクも同様です。不織布の主原料であるポリプロピレンは熱に弱く、沸騰した湯に入れると形状記憶が失われ、顔への密着性(フィッティング)が崩壊して隙間からの空気漏れが急増します。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest