基礎疾患とは何が当てはまる?厚労省定義と重症化リスクを徹底解説
基礎疾患とは何が当てはまる?厚労省定義と重症化リスクを徹底解説について押さえておきたい 理由を分かりやすく解説いたします。
公的定義や医学的基準が整えられている一方で、市井の患者や臨床の最前線ではどのような現実が進行しているのか。大手ポータルサイトのコミュニティ掲示板やSNS上に寄せられた生々しい告白、そして地域医療を支える開業医の証言から、制度と生活者の間にある乖離が浮き彫りになります。
都内のIT企業に勤務する40代男性は、自らの体験を掲示板にこう書き込んでいます。
「会社の定期健診で毎年『高血圧要治療』の通知が来ていたが、体調に異変がないため5年間放置していた。2024年の冬にインフルエンザに感染した際、急激な呼吸困難に襲われて救急搬送。集中治療室で医師から告げられたのは『長年の未治療高血圧によって心臓肥大が極限まで進んでおり、ウイルス感染の負荷に心筋が耐えられず心不全を起こした』という宣告だった。自分が基礎疾患患者であるという自覚が1ミリもなかった」
また、かかりつけ医として年間数千人の慢性疾患患者を診察する内科クリニック院長は、患者心理の危うさを次のように語ります。
「診察室で『あなたは立派な基礎疾患をお持ちですよ』と伝えると、多くの方が露骨にショックを受けたり、時には不快感をあらわにされます。『自分はまだ若い』『重病人扱いされたくない』という心理的防衛が働くためです。しかし、そのプライドが感染時の受診の遅れを生み、処方薬の自己中断を招いてしまう。自らをハイリスク層と認めることは敗北ではなく、命を守る防具を身につけるためのファーストステップなのです」