伊勢谷友介の若い頃が国宝級!藝大モデル伝説と現在の姿を徹底解剖

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モデルとして頂点を極めつつあった彼は、安易なテレビタレントへの転身を選ばず、自らの身体性を銀幕へと投じました。スクリーンでの歩みは、表現者としての矜持に満ちています。

記念すべき映画デビュー作は、1999年に公開された是枝裕和監督の『ワンダフルライフ』。死者が天国へ旅立つ前に「人生でたったひとつの大切な思い出」を選ぶという静謐な人間ドラマの中で、彼は自らの本名と同名の若者役を演じました。新人特有のぎこちなさを逆手に取った生々しい存在感は、国内外の映画祭で高い評価を獲得し、映画俳優としてのキャリアを華々しくスタートさせます。

さらに世間の認知を決定づけたのが、2004年公開の映画『CASSHERN』(紀里谷和明監督)です。伝説のタツノコプロアニメを実写化したこの大作で、主人公・東鉄也(キャシャーン)役に大抜擢されました。全編デジタルバックのCG世界の中で、徹底的に絞り込まれた肉体と悲愴感を漂わせる横顔は、漫画の世界から抜け出してきたかのような完成度を誇り、興行面・視覚面で絶大なインパクトを残しました。

そして、演技力と佇まいの双方が極致に達したと評されるのが、2009年に放送されたNHKドラマスペシャル『白洲次郎』です。戦後のGHQ占領下で「従順ならざる唯一の日本人」と恐れられた実在のダンディズムを、流暢な英語力と気品溢れる身のこなしで見事に体現しました。当時の関係者によると、役作りのために徹底して白洲家の資料を読み込み、ダンディズムの根底にある美意識を自身の内面に落とし込んでいたといいます。この作品によって、単なる「若い頃のイケメン俳優」という枠組みを超え、日本を代表する実力派アクターの地位を不動のものとしました。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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