第二種電気工事士の難易度と合格率の罠|初心者が落ちる理由を徹底解剖
第二種電気工事士の難易度と合格率の罠|初心者が落ちる理由を徹底解剖の重要ポイントを解説します。役立つ情報が満載です。
筆記試験をクリアした初心者の前に立ちはだかる最大の試練が、技能試験の「複線図化」と「器具の加工作業」です。毎年1月に試験センターからその年度の候補問題13問が事前公表されますが、問題用紙に記載されているのは配線を一本の線で簡略化した「単線図」のみです。受験生はこれを実際の電線接続を表す「複線図」へと頭の中、あるいは問題用紙の余白で素早く描き起こさなければなりません。
第二種電気工事士の複線図の覚え方には、絶対に迷わない黄金の手順が存在します。どれほど複雑に見える回路であっても、次の3ステップを愚直に守るだけで完結します。
第1ステップは「電源の接地側(白線)から、すべてのコンセントと負荷(電灯・換気扇など)の受口へ線を引く」こと。第2ステップは「電源の非接地側(黒線)から、すべてのコンセントとスイッチへ線を引く」こと。そして第3ステップは「各スイッチから対応する負荷へと線を結ぶ」ことです。この「白は負荷へ、黒はスイッチへ、残りを繋ぐ」という基本原則を徹底的に手書きで反復練習すれば、どんな候補問題であっても2〜3分以内に正確な複線図を描き上げられるようになります。
そして技能試験の勝敗を大きく左右するのが、作業を共にする道具の選定です。試験会場に持ち込める工具には規定がありますが、第二種電気工事士の工具セット選びにおいては、指定工具が揃ったホーザン(HOZAN)などの専門メーカー製基本セット(DK-28など)を選ぶのが圧倒的な王道であり、合格への最短距離です。
特に合否を決定づけるのが「VVFストリッパー」の存在です。昔ながらの電工ナイフで電線のシース(外装被覆)や絶縁被覆を剥く手法に固執すると、時間内に作業が終わらないばかりか、心線に傷をつけて重大欠陥を取られるリスクが跳ね上がります。ゲージ付きの専用ストリッパーを使用すれば、外装剥ぎ取りや心線皮むきが数秒で均一に完了し、作業時間を劇的に短縮できます。合格を本気で目指すのであれば、工具費用を惜しんで中古の不揃いな道具を使うのではなく、信頼できる定評あるストリッパー入り工具セットと、候補問題13問を最低1周(できれば2周)練習できる部材キットを確保することが、失敗を防ぐ確固たる防壁となります。