床ずれ市販薬おすすめと選び方|ドラッグストア軟膏で悪化防ぐ全知識
床ずれ市販薬おすすめと選び方|ドラッグストア軟膏で悪化防ぐ全知識の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。
褥瘡の病態は刻一刻と変化します。市販薬の選択を誤らないためには、まず患部が現在どの病期にあるのかを冷静に見極める観察眼が欠かせません。
骨が突き出ている部位(仙骨部、大転子、踵骨部など)に赤みが生じた場合、まず行うべきは「ガラス圧診法(指押しテスト)」です。赤くなっている皮膚を人差し指で軽く3秒間圧迫し、指を離した瞬間に白く色が抜けて再び赤く戻るなら、それは単なる充血(血行障害の極めて初期)です。一方で、指で圧迫しても赤みが消えず、赤いまま留まる状態を「持続する発赤(ステージⅠ褥瘡)」と呼びます。
この段階における白色ワセリン床ずれ効果は絶大です。皮脂膜が失われた脆弱な皮膚表面に均一な油膜を形成し、体位変換時やおむつ交換時に生じる「ずれ力(剪断応力)」を大幅に低減させます。塗布する際は、患部をゴシゴシと擦り込んではいけません。皮膚の血流をさらに悪化させる恐れがあるため、手のひらで温めたワセリンを「置くように優しくのせる」のが介護技術の基本です。
一方、失禁やおむつ内の湿気によって皮膚がふやけ、白っぽくブヨブヨしている場合や、わずかな擦れで皮が剥けそうな「浸軟(しんなん)」状態では、亜鉛華軟膏市販おすすめ製品が選択肢に入ります。酸化亜鉛には余分な水分を吸着して皮膚を保護する収れん作用があるため、便や尿の刺激から皮膚を守る盾として機能します。ただし、亜鉛華軟膏は落としにくいため、拭き取り時に強く擦ると脆弱な表皮を一気に剥離させてしまう二重事故を引き起こします。落とす際はオリーブ油やワセリンを馴染ませてから優しく拭き取る工夫が不可欠です。
病院で広く処方される「アズノール軟膏」を求める声も多いですが、アズノール軟膏市販代用としてドラッグストアで購入できる製品の多くは、ジメチルイソプロピルアズレンに加えて他の殺菌成分や清涼成分が含まれている場合があります。成分表を精査し、添加物が最小限に抑えられた純度の高い単一製剤を選ぶ慎重さが求められます。