IvhとCvの違いとは?栄養療法とカテーテルの混同を防ぐ新常識
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中心静脈ラインを管理するにあたり、最も警戒しなければならない最大の脅威がカテーテル関連血流感染(CRBSI / CLABSI)です。血管内に直接挿入された管が細菌のバイオフィルムで汚染されれば、短時間で菌血症から敗血症性ショックへと悪化し、患者の生命を直撃します。日々の看護業務においては、以下の観察項目をチェックリストとして徹底的に追跡する姿勢が求められます。
まず刺入部の局所所見として、発赤・腫脹・熱感・圧痛、そして膿性分泌物の有無を刺入部透明ドレッシングの上から毎勤務帯で確認します。さらに重要なのが「カテーテルの固定位置(目盛り)」の指差し呼称です。患者の不意の体動やドレッシングの緩みによってカテーテルが体外へ数センチ抜去された場合、先端が上大静脈から外れて腕頭静脈や頸静脈へと迷入し、高濃度輸液による局所の血管炎や血管壁穿孔を引き起こす危険性があります。
局所だけでなく全身の生体データチェックも欠かせません。高カロリー輸液の開始時や増量期には、急激な高血糖を招き高浸透圧高血糖症候群を誘発するリスクがある一方、輸液の急な中断時には過剰に分泌されていたインスリンによって重篤な反応性低血糖(低血糖発作)を起こす危険があります。血糖値の厳密なトラッキングと、定期的な採血データ(電解質バランス、特に低リン血症などを特徴とするリフィーディング症候群の兆候)の監視は、看護師が果たすべき中核的な職務です。