孤高の天才・江夏豊の真実に迫る「江夏の21球」と未公開エピソード
孤高の天才・江夏豊の真実に迫る「江夏の21球」と未公開エピソードの基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。
1967年、高卒ルーキーとして阪神タイガースに入団した江夏は、初年度から圧巻のパフォーマンスを誇った。その真骨頂が発揮されたのが、プロ2年目の1968年である。シーズン401奪三振という、メジャーリーグの記録をも凌駕する世界記録を樹立したのだ。この前人未到の奪三振記録は、半世紀以上が経過した現在も破られていない。
この大記録を達成する過程で演じられたのが、巨人の主砲・王貞治との手に汗握る死闘だった。江夏は新記録となる奪三振を、ライバルである王から奪うことに強いこだわりを見せた。カウントを緻密に計算し、狙い通りの場面で三振を奪ってみせたパフォーマンスは、ファンの記憶に深く刻まれている。圧倒的な威力を誇る直球と落差のあるカーブを武器に、世界の王を力でねじ伏せた勝負師の姿は、日本プロ野球史における語り草となっている。