蘭奢待とは?信長ら天下人が切り取った名香の正体と香りの秘密

蘭奢待とは?信長ら天下人が切り取った名香の正体と香りの秘密の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。

Q1:蘭奢待の香りを一般人が体験する方法はありますか?
A1:本物の蘭奢待を焚くことは不可能ですが、老舗の薫香メーカー(松栄堂や日本香堂など)が、現存する記録や香道の処方を忠実に研究して再現した「蘭奢待」銘の高級お香や線香が市販されています。また、香道教室の特別な体験会などで、近い系統の高級沈香の聞香を体験できる機会があります。

Q2:足利義政や信長のほかに、切り取った人物は誰がいますか?
A2:公式な付札が残る「足利義政」「織田信長」「明治天皇」の3名が確実な例ですが、歴史的記録(東大寺の文書等)によれば、室町幕府第6代将軍の足利義教も切り取ったとされています。また、徳川家康についても切り取りを望んだものの断念したという説や、非公式に持ち出されたという伝承など、天下人にまつわる逸話は数多く存在します。

Q3:蘭奢待は正倉院に行けば普段でも見学できますか?
A3:普段は見学できません。奈良の正倉院正倉の建物自体は外観のみ平日に一般公開(敷地外からの見学)されていますが、内部および宝物は非公開です。蘭奢待の実物を見るチャンスは、秋に奈良国立博物館で開催される「正倉院展」に出陳された期間に限られます。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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