火雷神の正体とは?日本神話の八雷神から鬼滅の刃の真実まで徹底解明
火雷神の正体とは?日本神話の八雷神から鬼滅の刃の真実まで徹底解明とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。
火雷神の読み方と意味を探る上で、避けて通れないのが日本最古の歴史書『古事記』および『日本書紀』における「黄泉の国(よみのくに)」のエピソードです。一般的に「ほのいかずちのかみ(歴史的仮名遣いでは『ほのいかづちのかみ』)」と読まれ、「火のように激しく輝く雷の威力」を神格化した存在と解釈されています。
神話において、火の神であるカグツチを産んだことで命を落とした伊邪那美命(イザナミ)を連れ戻すため、夫の伊邪那岐命(イザナギ)は死者の住まう黄泉国へと向かいました。しかし、イザナギが見たものは、腐敗して蛆(うじ)が湧き、その身体の各部位から8柱の雷神(八雷神 / やくさのいかずちのかみ)が生じているイザナミの変わり果てた姿でした。
このとき、イザナミの「胸」から成った神こそが火雷神です。変わり果てた姿を見られたイザナミは激怒し、黄泉醜女(よもつしこめ)に次いで、この八雷神と黄泉の軍勢1500を率いてイザナギを追撃させました。つまり火雷神は、神話の原初においては「死の穢れ」と「荒れ狂う破壊力」を具現化した恐るべき追手として描かれていたのです。