プロ野球選手の私服はおしゃれ?ダサい?愛用ブランドと最新事情解剖
プロ野球選手の私服はおしゃれ?ダサい?愛用ブランドと最新事情解剖についての疑問解決ガイドをお届けします。
プロ野球選手の装いが長年「ダサい」と批判されてきた根本には、単なるセンスの問題を超えた、アスリート特有の身体的構造とプロ野球界の閉鎖的な文化が存在していました。
最大の障壁となっていたのが、常人離れした肉体と既製服のミスマッチです。プロ野球選手の強靭な下半身(太もも周りや発達した臀部)と広い肩幅・厚い胸板は、一般的なアパレルブランドが想定する標準体型のパターン(型紙)に収まりません。太ももに合わせてパンツを選ぶとウエストが極端に余り、肩幅に合わせると丈が長すぎてシルエットが崩れてしまうという構造的な悩みを抱えていました。その結果、伸縮性に頼った極端なピチピチスタイルや、逆にダボダボのオーバーサイズを選ぶしかなく、全体のプロポーションを損ねていたのです。
さらに、厳しい縦社会と独特の「成功者カルチャー」も影響していました。過酷な競争を勝ち抜いた証として、一目で高額と分かるハイブランドのロゴ入りアイテムや貴金属を身につけることが、球界内におけるステータス誇示や男らしさの表現として推奨されてきた歴史があります。しかし、この内輪向けの自己誇示は、一般社会における「洗練されたファッション」の文脈とは大きく乖離していました。
また、遠征時の厳しい「移動着スーツ規定」により、20代前半の多感な時期に私服をコーディネートして街に出る経験値が一般人に比べて圧倒的に少なかった点も、ファッション感覚のアップデートを遅らせた一因として指摘できます。