豊川用水と宇連ダム貯水率の真相|取水制限と過去の枯渇劇に迫る

今注目を集めている 豊川用水と宇連ダム貯水率の真相|取水制限と過去の枯渇劇に迫るについて、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。

豊川用水の水源状況を正確に読み解くには、主水源である宇連ダムだけでなく、平成期に完成した副水源「大島ダム」(新城市川合)との比較検証が欠かせません。大島ダムは有効貯水量約1,130万m³と宇連ダムの半分弱の規模ながら、宇連ダムの負担を軽減する重要なバッファーとして機能しています。

以下の表は、2026年現在の水準、過去の完全枯渇時、および平年基準を比較したデータ一覧です。

比較指標2026年9月現在2019年5月(完全枯渇時)平年同期(過去10年平均)宇連ダム 貯水率21.3%0.0%(完全枯渇)65.0%〜80.0%宇連ダム 貯水量約6,064千m³0千m³(底水運用)約20,000千m³以上大島ダム 貯水率約45.2%約30.1%70.0%前後節水・取水制限レベル第2回対策(農20/上15/工20%)最大節水(上35/農工大幅カット)通常運用(制限なし)主たる緊急代替措置大島ダム放流比率引き上げ豊川放水路・寒狭川からの緊急導水自然流入・計画放流

過去最悪の危機となった2019年5月19日、宇連ダムは1968年の豊川用水通水以来、初となる「貯水率ゼロ(枯渇)」を記録しました。当時は湖底が完全に露出してひび割れ、後述する湖底の旧橋梁がくっきりと姿を現しました。

現在の貯水率は2割程度まで持ち直しているものの、大島ダムの水位も5割を切る水準にとどまっています。秋口以降の降水量が平年並みに届かなければ、両ダムを合わせた総貯水量が危険水域に逆戻りするリスクを孕んでいます。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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