子どもの蕁麻疹写真で見分ける症状と受診目安!あせもとの違いと対処法

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我が子の肌が突然真っ赤に腫れ上がると、多くの保護者は「夕飯に食べた卵や小麦、エビのアレルギーではないか」と直近の食事を真っ先に疑います。しかし、日本小児アレルギー学会などの臨床統計資料によると、小児の急性蕁麻疹において純粋な食物アレルギーが原因と特定されるケースは全体の約10〜20%程度に過ぎません。残る大半は、特定の抗原によらない「感染症」や「体調不良」によって誘発されています。

特に乳幼児において頻度の高いトリガーが、子供の蕁麻疹と発熱・ウイルス感染症の合併です。ライノウイルスやアデノウイルス、RSウイルスなどの風邪症状、あるいは感染性胃腸炎にかかっている最中や病み上がりは、免疫系が過剰に興奮状態にあります。この時、肥満細胞(マスト細胞)が些細な刺激でヒスタミンを放出してしまい、結果として全身に蕁麻疹を発生させます。「熱の出始めや解熱前後に蕁麻疹が出る」という相談が小児科に殺到するのはこの機序によるものです。

また、近年の小児心身医学の領域で見過ごせない要因として挙げられるのが、幼児のじんましんとストレス・疲労の関係性です。2〜5歳前後の幼児は、言語化できない精神的プレッシャーを身体症状として表出しやすい傾向があります。「保育園への入園やクラス替え」「下の子の誕生による環境変化」「生活リズムの乱れによる睡眠不足」などが重なると、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。自律神経の乱れは皮膚血流の調節不全と肥満細胞の閾値低下を招き、温熱刺激や摩擦といった普段なら平気な刺激に対しても過敏に反応して蕁麻疹を発症させてしまうのです。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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