中期中絶の体験談と痛みの実態|費用や陣痛、22週の壁を徹底解説
中期中絶の体験談と痛みの実態|費用や陣痛、22週の壁を徹底解説にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
ネット上の情報では「中絶をすると次の妊娠ができなくなる」「不妊症の決定打になる」といった過度な恐怖を煽る記述が見受けられますが、これは医学的な誤解です。現代の母体保護法指定医による適切な管理下で行われる人工分娩であれば、子宮穿孔や重度の感染症といった偶発症が起きない限り、将来の妊孕性(妊娠する力)に決定的な悪影響を及ぼす可能性は極めて低いとされています。
一方で、体験者が一様に「事前に知らされておらずショックを受けた」と口を揃えるのが、分娩直後から始まる身体のホルモン反応です。
胎児を出産したと脳が認識するため、妊娠中期であっても乳腺が発達し、数日後に胸が岩のように張って母乳が滲み出てくる現象が起きます。我が子を失った現実と裏腹に、命を育てるための母乳が分泌される状況は、精神的な苦痛を倍増させます。現在は母乳分泌を抑制するカバサールなどの断乳薬を入院中に予防内服することが一般的ですが、体質によっては数週間にわたり張りや痛みが残ることがあります。
また、子宮が元の大きさに戻る過程で生じる「悪露(おろ)」と呼ばれる出血と分泌物が、約3週間から1カ月半ほど継続します。分娩後1カ月程度は子宮口が完全に閉じきっておらず感染症リスクが高いため、湯船への入浴や性交渉は厳禁とされます。身体の完全な回復には、通常の産後と同様に十分な休養(産褥期の安静)が必要です。