【医師監修】妊娠中のお腹の張りはなぜ?危険な兆候と受診目安を解説
【医師監修】妊娠中のお腹の張りはなぜ?危険な兆候と受診目安を解説に関する気になる情報をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
診察室で妊婦さんから非常に多く寄せられるのが、「胎動なのか、それとも子宮収縮(お腹の張り)なのか区別がつかない」という声です。両者は発生のメカニズムとお腹の硬くなり方が根本的に異なります。
子宮収縮と胎動の違いを見分けるポイントは、「お腹全体の硬さ」と「持続時間」にあります。胎児が手足を伸ばしたりキックしたりする胎動の場合、お腹の一部分だけが局所的にポコッと硬くなったり、皮膚が押し上げられたりします。硬さは数秒で消え、お腹全体が板のように硬直することはありません。
一方で子宮収縮は、子宮全体の筋肉が一斉に引き締まる現象です。お腹全体がスイカや額(ひたい)のように硬くなり、皮膚が突っ張る感覚が30秒〜1分程度持続します。
また、注意深く観察したいのが切迫早産の兆候チェックです。以下の項目に複数当てはまる場合は、生理的な収縮ではなく子宮頸管が短縮している恐れがあります。
・1時間に3回以上、規則的または断続的に張りを感じる
・安静に横になっても30分以上硬さが取れない
・下腹部がギューッと締め付けられるような重い生理痛のような痛みがある
・腰痛や骨盤周りの圧迫感が急激に強まっている