横紋筋と平滑筋の違いを完全整理!心筋の謎や国試対策の覚え方まで
今注目を集めている 横紋筋と平滑筋の違いを完全整理!心筋の謎や国試対策の覚え方までについて、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。
人体を構成する筋肉は、体重の約40〜50%を占める巨大な組織です。解剖生理学において、筋肉は大きく「構造(形態的分類)」と「機能(神経支配による分類)」という2つの明確な軸で分類されます。
まず形態面から見ると、筋肉は横紋筋と平滑筋の2種類に分かれます。一方、機能面(意識して動かせるか否か)から見ると、大脳皮質の指令によって自分の意志で動かせる随意筋と、自律神経やホルモンによって無意識にコントロールされる不随意筋に分かれます。
この2軸を組み合わせると、人体に存在するすべての筋肉は以下の3つのグループに集約されます。
- 骨格筋:横紋筋であり、随意筋(関節を動かす手足や体幹の筋肉、顔面の表情筋など)
- 心筋:横紋筋であり、不随意筋(心臓の壁を構成する筋肉)
- 平滑筋:平滑筋であり、不随意筋(胃や腸などの消化管、血管、膀胱、子宮などの内臓筋)
「横紋筋=骨格筋」「平滑筋=内臓筋」と短絡的に覚えてしまうと、心臓を構成する「心筋」の扱いで必ず混乱します。心筋は構造上は横紋筋でありながら、機能上は不随意筋という独特の立ち位置を持っている点を最初に頭へ叩き込む必要があります。