津波注意報と警報の違いとは?命を守る高さ基準と避難行動の鉄則
津波注意報と警報の違いとは?命を守る高さ基準と避難行動の鉄則について分かりやすく解説いたします。最新の情報をご覧ください。
「津波の高さが数十センチなら足首が浸かる程度では?」と軽視してしまうケースが後を絶ちません。しかし、津波は風で作られる通常の白波とは本質的に異なります。海底から海面までの海水全体が塊となって一気に押し寄せるため、極めて強烈なエネルギーを持っています。
国の津波被害想定データや実証実験によると、津波の高さが30cmに達した時点で、成人の約6割が自力で立っていられなくなることが判明しています。さらに流速が加わることで、漂流物や瓦礫が猛スピードで衝突してくるため、自力で泳ぐことは不可能です。
津波の高さが50cm〜70cmに達すると、健康な大人であっても100%流され、致死率は一気に急上昇します。1mの津波となれば、その衝撃圧は数トンの重量物が激突するのと同等であり、木造住宅の破壊が始まります。「たかが数十センチ」という認識は命取りになるのです。