1日で3Kg痩せるお風呂の真相とは?劇的減量の落とし穴と正しい入浴法
1日で3Kg痩せるお風呂の真相とは?劇的減量の落とし穴と正しい入浴法の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
「お風呂に数時間こもったら、体重計の針が3kgもマイナスを指した」――ネット上には、このような魅力的な数字が躍っています。結論から明かせば、体重計の数値を一時的に3kg減らすこと自体は物理的に起こり得ますが、それは痩せたのではなく激しい脱水状態に陥っているだけです。
身体のメカニズムを紐解くと、体重の増減には「体脂肪の増減」と「体水分の増減」の2種類が存在します。体脂肪を1kg落とすためには、およそ7,200kcalのアンダーカロリー(消費カロリーが摂取カロリーを上回る状態)を生み出さなければなりません。つまり、1日で3kgの体脂肪を燃焼させようとすれば、単純計算で約21,600kcalという途方もないエネルギーを消費する必要があります。これは成人女性の平均的な基礎代謝(約1,100〜1,200kcal/日)の約18倍に相当し、入浴はおろかフルマラソンを連続で走り続けても到底到達できない領域です。
短時間で落ちた体重のほぼ100%は、汗として体外へ絞り出された水分です。体重60kgの成人であれば、体重の約60%(約36kg)が水分で構成されています。そのうち3kgの水分が抜けるということは、全体重の5%に及ぶ水分が一気に失われたことを意味します。生理学的には中等度から重度の脱水症状に該当し、めまい、吐き気、心拍数の急上昇を伴う非常に危険な状態です。水分補給を行えば、体重計の数値はわずか数時間で元の数値へと逆戻りします。