ケーススタディハウスの全貌と現在地!名作住宅の魅力と見学予約法
ケーススタディハウスの全貌と現在地!名作住宅の魅力と見学予約法を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを分かりやすく展開します。
数あるケーススタディハウスの中でも、絶対的な二大頂点として語られるのがケーススタディハウス22号(シュタール邸)とイームズハウス(8号)です。この2つの住宅は、名作住宅の間取りと図面の視点からも極めて対照的でありながら、共通する普遍的な価値を持っています。
夜景をリビングに取り込んだ奇跡の構造:ケーススタディハウス22号
写真家ジュリアス・シュルマン(Julius Shulman)が撮影した、夜のロサンゼルスの街並みを見下ろすガラス張りのリビングとプールサイドの写真は、20世紀で最も有名な建築写真の一つです。施主であるチャールズ・シュタールが買い取った急斜面の土地は、当時の常識では建築不可能とされていました。しかしピエール・コーニッグは、巨大なH型鋼を用いた大胆なオーバーハング構造を採用。L字型の間取りにより、どの部屋からもプールとロサンゼルスのパノラマビューが広がる、究極の開放感を実現しました。
生活と仕事、自然が一体化したモデュール設計:イームズハウス
一方、パシフィックパリセーズの崖上に建つイームズハウスは、規格品の工業用スチールサッシを精密なグリッド(格子)として組み合わせた設計が特徴です。当初はノイトラ的なキャンティレバー案を計画していたものの、現場に届いた部材の美しさに感銘を受けたチャールズとレイは、敷地のユーカリの木々を伐採せずに済むよう設計を根本から変更しました。吹き抜けのある開放的なリビングには世界各地の民芸品や植物が美しく配置され、「規格化された工業製品の中に温かな人間性宿す」というイームズデザインの神髄を体現しています。