愛知教育大学附属名古屋小の倍率と実態|連絡進学の壁と合格条件
愛知教育大学附属名古屋小の倍率と実態|連絡進学の壁と合格条件を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。
多くの受験希望者が抱く「国立小学校に入学さえすれば、大学入試までレールが敷かれている」という認識は、完全な幻想である。その最大の理由が、小中一貫校ではない「附属名古屋中学校」への連絡進学の仕組みだ。
愛知教育大学の附属校園体系において、小学校から中学校へ進む段階で約2割から3割の児童がふるい分けられる。内部連絡選考では国語・算数・理科・社会のペーパー学力検査が課され、小学校での内申点(学習態度や特別活動)も総合判定される。中学校側には外部受験(一般入試)で合格してくる高い学力層が流入するため、内部生といえども一定水準以上の学力を満たしていなければ容赦なく不合格となる。
この選考システムがもたらすのは、小学校高学年における熾烈な「塾通い戦争」だ。名進研や日能研、浜学園といった大手進学塾に小3や小4から通い、附属中への連絡進学枠を死守しようとするグループと、東海中や南山女子部などの私立最難関をターゲットに外部受験へ舵を切るグループに二極化する。その結果、学内での学力格差は公立小学校以上に開きやすく、塾漬けの生活に疲弊してしまう児童も珍しくない。
さらに、愛知教育大学附属高校は名古屋市内には存在しない(愛知県刈谷市に愛知教育大学附属高等学校が存在するが、通学圏や進路指導の観点から全員がそこを目指すわけではない)。附属中学校に進学したとしても、高校受験期には旭丘高校や明和高校といった公立トップ校、あるいは難関私立高校への外部受験に立ち向かわなければならない。つまり、附属名古屋小への進学は「受験からの解放」を意味するのではなく、むしろ「継続的な学力競争の舞台へ早くから足を踏み入れる」ことを意味している。