沖縄の12月の気温は暖かい?北風の寒さと泳げる噂の真相を徹底検証
沖縄の12月の気温は暖かい?北風の寒さと泳げる噂の真相を徹底検証についての最新情報をお届けします。
旅行情報サイトやパンフレットで目にする「沖縄の12月は平均気温19℃前後」という記述。東京の初秋や春先のような穏やかな陽気を思い浮かべがちですが、気象学的な見地から検証すると、体感としての暖かさには大きな隔たりがあります。
気象庁が公表している那覇の過去データ詳細によると、12月の月平均気温は19.0℃、日最高気温の平均は21.5℃、日最低気温の平均は16.8℃となっています。本土の真冬と比較すれば数値上は十分に暖かい環境です。しかし、見落とされがちなのが「平均風速」です。沖縄の12月は平均して5.5〜6.5m/sの強い北よりの季節風が吹き荒れます。
気象物理学の一般的な指標である「ミスナーの体感温度計算式」では、風速が1m/s増すごとに体感温度は約1℃低下するとされています。つまり、気温が18℃あったとしても、海沿いや遮るもののない高台で風速6m/sの風を受ければ、人間の体が感じる体感温度は実質12℃前後まで冷え込む計算になります。
沖縄12月の上旬・中旬・下旬の推移を俯瞰すると、上旬は秋の名残を感じさせる暖かい日が含まれる一方、下旬にかけては冬型の気圧配置が定着し、急速に冷え込みが強まります。日別の天候ブレが極めて激しく、前日は日差しで汗ばむ陽気だったにもかかわらず、翌日は冷雨と強風で震え上がるという事態が日常的に発生します。