ヴェルファイアとアルファードの違いを徹底検証!走りと価格差の最新真実

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「ミニバンに走りなど求めていない」という従来の固定観念は、ヴェルファイアのアクセルペダルをひと踏みした瞬間に覆されます。ヴェルファイアに専用搭載された2.4L直列4気筒ターボエンジン(T24A-FTS)は、最高出力279PS、最大トルク430N・mを発生。低回転域の1,700rpmから強烈なトルクを立ち上げ、Direct Shift-8ATとの組み合わせによって、巨体をものともせず背中を押されるような怒涛の加速感を見せます。

一方、アルファードのガソリン車に搭載される2.5L自然吸気エンジン(2AR-FE)は最高出力182PS、最大トルク235N・m。街乗りや高速道路のパーシャル巡航では極めて滑らかで実用上十分な出力を発揮しますが、フル乗車時や急勾配の登坂路、合流加速においては、ヴェルファイアのターボが圧倒的な余裕と静けさをもたらします。

「フロントパフォーマンスブレース」がもたらすハンドリングの激変

取材で開発関係者が「ヴェルファイア存続のためにどうしても譲れなかった」と明かしたのが、ラジエターサポートとサイドメンバーを強固に繋ぐ専用剛性パーツ「フロントパフォーマンスブレース」の存在です。この補強パーツにより、ヴェルファイアはステアリングを切り始めた瞬間のノーズの入りが極めてリニアになり、大型ミニバン特有の微小なロール遅れや操舵のあいまいさが見事に排除されています。

サスペンションも両車で別個の減衰力チューニングが施されています。アルファードが路面の細かな凹凸を包み込むように吸収する「しなやかでフラットな乗り心地」を目指したのに対し、ヴェルファイアは19インチタイヤの接地感をダイレクトに伝え、引き締まった減衰力でロールを抑え込むセッティングです。後席の快適性を絶対視する役員送迎や小さな子どものいる家庭ではアルファードの優しさが光る一方、山道や高速道路をハイペースで長距離移動するドライバーからは、ヴェルファイアのブレない操縦安定性が絶賛されています。

実燃費のリアルな格差|ハイブリッドとターボの燃料代

動力性能と引き換えに考慮すべきが実燃費の差です。オーナー調査および実走行テストの計測データでは、以下のようなリアルな差異が確認されています。

アルファードおよびヴェルファイアのハイブリッドモデル(2.5L HEV)は、WLTCモードカタログ値で17.5〜17.7km/L、市街地と高速を交えた実燃費でも14.8〜16.5km/Lという優秀な数値を叩き出します。燃料もレギュラーガソリン仕様です。

これに対し、ヴェルファイアの2.4LターボはWLTCモードカタログ値で10.2〜10.3km/L、都心のストップ&ゴーを伴う実燃費は7.5〜8.8km/L、高速巡航でようやく11.0〜12.2km/Lに届く水準です。さらに指定燃料が無鉛プレミアム(ハイオク)となるため、年間1万キロを走行した場合のガソリン代の差額は年間で約8万〜10万円前後ヴェルファイア・ターボが高くなります。この維持費の差を受け入れられるかどうかが、最初の分岐点となります。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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