黄緑色のおりものはストレスが原因?放置の危険性と受診の目安を徹底検証
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「ストレスでおりものが黄緑色になるのか」という疑問に対し、産婦人科医療の立場からの回答は「間接的にはイエスだが、直接的な原因は細菌や原虫などの感染・異常増殖」となります。心因性のストレスそのものが黄色や緑色の色素を作り出すわけではありません。
女性の膣内には通常、デーデルライン桿菌と呼ばれる乳酸菌群が常在しています。この善玉菌が乳酸を産生して膣内を弱酸性(pH 3.8〜4.5)に保ち、外部からの病原菌の侵入や雑菌の繁殖を防いでいます。これがいわゆる自浄作用です。
ところが、極度の精神的負荷や慢性的な睡眠不足が続くと、交感神経が優位になりホルモンバランスが乱れます。その結果、血流悪化と免疫力低下によるおりものの変化が生じます。善玉菌が激減して自浄作用が機能しなくなると、普段は抑え込まれている嫌気性菌や雑菌が一気に勢力を拡大します。これが黄緑色のおりものとストレスの関連における生物学的な真相です。
黄色や緑色を呈する正体は、侵入・増殖した病原体と戦った白血球(好中球)の死骸や、炎症組織から浸出した分泌物です。つまり、おりものが黄緑色に染まっている状態は、局所で激しい炎症反応が起きている動かぬ証拠なのです。