肩甲上腕リズムの崩れが五十肩を招く?腕が上がらない原因と改善策

肩甲上腕リズムの崩れが五十肩を招く?腕が上がらない原因と改善策について詳しく解説いたします。詳細な分析をご確認ください。

肩関節の運動学を語る上で欠かせない肩甲上腕リズムという概念は、1934年に米国の外科医アーネスト・エイモリー・コッドマン(Ernest Amory Codman)が著書『The Shoulder』で提唱した観察記録に端を発します。その後、1944年にインマン(Inman)らの研究チームがX線を用いた動態解析によって数値化し、現在広く知られるバイオメカニクス理論として定着しました。

一般的に、腕を側方から頭上へと持ち上げる肩関節の外転角度が合計180度に達するとき、その内訳は以下の内訳で分担されます。

  • 肩甲上腕関節(GH関節):約120度の動き
  • 肩甲胸郭関節(ST関節):約60度の上方回旋

この全体を通じた比率が「2対1」と定義される根拠です。ただし、この運動は最初から最後まで均等に2対1で進むわけではありません。外転の初期段階にあたる0度から30度(屈曲では0度から60度)までは「セッティング・フェーズ(準備期)」と呼ばれ、肩甲骨はわずかに安定を保つ程度にとどまり、主に上腕骨が単独で動きます。30度を超えた中盤から終盤にかけて、肩甲骨が胸郭の上を滑るように動く肩甲骨の上方回旋の動きが本格化し、鎖骨の挙上や後方回旋を伴いながら滑らかな円弧を描くのです。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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