呼吸すると背中が痛い!筋肉痛か重大疾患か見極める危険サインと受診科
呼吸すると背中が痛い!筋肉痛か重大疾患か見極める危険サインと受診科の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
インターネット上の検索情報では、「背中の痛み=姿勢の歪みやデスクワークの疲労」と安易に結論づけ、ストレッチや市販の消炎鎮痛テープを推奨するコンテンツが散見されます。しかし、ここに大きな医療的落とし穴があります。
最大のリスクは、背中の痛み呼吸困難危険な病気を筋肉のコリと誤認して数日間放置してしまう事態です。肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)では、下肢の深部静脈にできた血栓が肺動脈に詰まることで、突然の背部痛や胸痛、急激な酸素低下を招きます。この病態に対して温湿布を貼ったり、マッサージ店で強い指圧を受けたりすることは、かえって病状を悪化させる極めて危険な行為です。
また、「痛む場所を指でピンポイントに押せるなら筋肉、押しても痛みが変わらないなら内臓」という通説も、100%正しいとは言えません。肋間神経痛であっても神経の出口(圧痛点)が分かりにくいケースは存在し、逆に胆嚢炎や胸膜炎の炎症が壁側腹膜・胸膜に波及すると、皮膚表面の上から圧迫した際に強い痛みを感じる「腹膜刺激兆候・筋性防御」が現れます。「自分で触って痛むから内科の病気ではない」という思い込みは即刻捨てるべきです。