歯科口腔外科とは?一般歯科との違いや受診すべき症状を徹底解説
歯科口腔外科とは?一般歯科との違いや受診すべき症状を徹底解説に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
Q1:紹介状がなくても大学病院の歯科口腔外科を直接受診することはできますか?
A1:制度上は受診可能ですが、推奨されません。紹介状なしで特定機能病院や大病院を受診した場合、診療費とは別に「初診時選定療養費(国が定めた選定療養費として通常5,000円〜1万円程度以上)」が全額自己負担として請求されます。まずは地域の一般歯科やかかりつけ医を受診し、外科処置が必要と判断された段階で紹介状(診療情報提供書)を作成してもらう手順を踏むのが、費用面でも待ち時間の観点でも最も合理的です。
Q2:親知らずの抜歯は日帰りの局所麻酔と入院の全身麻酔、どちらを選ぶべきですか?
A2:抜歯する本数と難易度によって判断が分かれます。下顎の完全埋伏歯1〜2本程度であれば、クリニックでの局所麻酔(必要に応じて静脈内鎮静法を併用)による日帰り手術が一般的です。一方、「上下左右の4本を一度にまとめて抜きたい」「極度のパニック障害や歯科恐怖症がある」「骨を広範囲に削る必要がある極めて深い埋伏歯」といった場合は、1泊2日〜2泊3日の入院下で全身麻酔を選択する方が、精神的・肉体的な苦痛を一度で解消できるメリットがあります。
Q3:痛みのない口内炎がありますが、痛くないなら放置しても大丈夫ですか?
A3:決して放置してはいけません。むしろ「痛くない口内炎」ほど厳重な警戒が必要です。アフタ性口内炎などの良性病変は強い接触痛を伴いますが、初期の舌がん・歯肉がんは痛みを伴わずにしこりや表面のざらつきとして発症することが多々あります。痛みの有無にかかわらず、同一部位に2週間以上存在する病変は、速やかに口腔外科専門医の診察を受けてください。
Q4:顎が鳴る(クリック音がする)だけの場合も治療が必要ですか?
A4:痛みや著しい開口制限(口が指2本縦に入らない等)がなく、音が鳴るだけであれば、急いで外科的治療を行う必要は基本的にありません。無理に大口を開けない、硬い食べ物を控える、頬杖をつかないといった生活習慣の改善で経過観察を行うケースが大多数です。ただし、音が次第に大きくなってきた場合や、カクッという音から「ジャリジャリ」「ギリギリ」という軋轢音に変化した場合は、関節の骨の変形が疑われるため専門的な診察をおすすめします。