名探偵コナンの津川館長はなぜトラウマ?図書館事件の恐怖と狂気の真相

名探偵コナンの津川館長はなぜトラウマ?図書館事件の恐怖と狂気の真相について見逃せない 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

事件の発端は、米花図書館の真面目な職員・玉田和男(たまだ かずお・28歳)が突如として消息を絶ったことでした。警察の初動捜査でも館内から手がかりは見つからず、目暮警部らも事件性なしと判断して引き揚げようとします。しかし、微細な違和感を察知したコナンは、少年探偵団を率いて閉館後の図書館に居残る決断を下しました。

夜の探索によって浮かび上がったのは、館長室に保管されていた輸入洋書の異常な実態です。中身をくり抜いたハードカバーの中にびっしりと詰められていたのは、海外から密輸された違法薬物(ヘロイン)でした。玉田職員はこの麻薬取引の証拠を偶然目撃してしまったがために、口封じとして津川館長の手で命を奪われていたのです。

エレベーターの定員オーバーが暴いた「死体の隠し場所」

本事件のミステリーとしての白眉は、なんといっても「コナン エレベーター 死体」として語り継がれる遺体隠滅トリックの解明です。警察の厳重な家宅捜索をくぐり抜けた遺体の行方に、コナンは1つの物理的矛盾から到達します。

それは、昼間に体験したエレベーターの挙動でした。定員7名(積載重量450kg設定)のエレベーターに、体重の軽い子供4人(コナン、歩美、光彦、元太)と大人1人(津川館長)が乗り込んだ際、合計重量は高々200kg未満であるにもかかわらず、重量オーバーのブザーが鳴り響いたという事実です。

「まさか……カゴの上か!?」――確信に至ったコナンが操作パネルを操作し、エレベーターを下降させた瞬間、扉の隙間から現れたのは、非常口の天井の上に横たえられた玉田職員の冷たくなった遺体でした。上昇・下降する箱の上部に死体を載せることで、エレベーターを動かすたびに死体も一緒に昇降し、通常時の視界から完全に消し去るという冷酷かつ合理的な手口。この「下から徐々に死体がせり上がってくる映像演出」こそが、テレビアニメ版における最大のトラウマシーンとして今も記憶されています。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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